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段差 アーカイブ

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2007年02月08日

屋外段差 ~防湿土間コンクリート~

こんにちは、藤村です。

今回は、スロープを設置することが難しい場合
その対処法のひとつをご紹介します。

床下は地盤面から一定の高さを確保するというきまりがありますが、
この目的は地面からの湿気を防いで住居の床下の通気性を保つためです。

そこで、この点に着目して開発されたのが、
「防湿土間コンクリート」 です。
防湿土間コンクリートは通気性に優れているため
床下の一定の高さの制限が緩和されます。


bousituzu.JPG
【※画像をクリックすると拡大できます。】


防湿材料で地面を覆い、床の土間部分にコンクリートを敷設します。
図をご覧頂ければ気づくと思いますが、
「束」の長さが短くなっていますね。

そのため、狭い敷地内でも問題なく、
玄関先の段差解消が実現できます。


なお、防湿土間コンクリート以外にも、
地面からの湿気を受けない処理がなされている
「べた基礎」の場合や、国土交通大臣の認定を
受けた場合は、床下の高さの緩和が適用されるそうです。


※セレシスって何?という方は、こちらのセレシスのコンセプトをご覧下さい。
※セレシスへのお問い合わせはこちらから。


2007年02月03日

屋外段差 ~スロープ編~

こんにちは、藤村です。

今回はスロープ編です。
スロープもここ最近バリアフリー化が進んできたせいか
駅や公園、区役所・学校、劇場や映画館、遊園地など
以前よりも幅広くあちこちで見かけるようになりました。

以前のブログ(玄関やアプローチ・門扉周辺の段差)で
ご紹介したように床下の通気性を保つために
1階の木造床は直下の地面から一定の高さ(45cm以上)を
保つことが条件とされています。⇒こちら
そこで、ご自宅の玄関先にスロープの設置を望まれる方も
多くいらっしゃいます。

が、必ずしもスロープが万全とは
言い切れないのも事実です。

たとえば、重度の腰痛をもつ方や、歩行できても
十分に体の安定性を保つことが困難な症状をもつ場合は、
逆に移動の負担が大きくなるのだとか。
実は、利用する方の健康状態・移動能力がキーポイントと
なるわけです。

一方、車いすを使用する場合は、スロープの勾配が重要です。
車いすに乗る人自らが上肢を使って、移動する「自走用車いす」の
場合、その人の上肢がどのくらい機能するのか、
また「介助用車いす」の場合、車いすを押す人の
体力がどのくらいついていけるのか、
によって個人差があります。

さらに勾配(1/12~1/15が標準)を確保するには
ある程度のスペースが必要です。
全長は床下高(45cm)×12~15=5.4m~6.75mとなります。
さらに、1.5m四方のスペースが2箇所必要となることを
考慮しなければなりません。

slope.JPG
 【↑※画像をクリックすると拡大できます】

では、スロープ以外の方法で、どうやって
段差をクリアしていくのか?

これは、また今度のブログでご紹介します。

2007年01月30日

浴室の段差解消③ ~出入り口の工夫~

こんにちは、藤村です。
今回は、浴室の段差解消をする際に
一番のリスクとなる
「出入り口側へ湯水が流れる」ことについて
どんな対処法があるかをメインご紹介したいと思います。

湯水が脱衣室側へ流れ出てしまうのを防ぐためには
勾配を洗い場側に設けるという方法があります。
また排水溝は一箇所よりも、洗い場側と洗面所・脱衣室側の両方に
設置するとさらによいそうです。

yokusitukouhai.JPG


浴室が狭くて湯水が出入り口側へ逃げるのに
お困りなら、『シャワーカーテン』のご用意を!
定期的に洗浄や日干しが必要ですが、効果は高い
といいます。

そしてもう一工夫。
洗面所・脱衣室の床を水濡れに強い床仕上げ・床下地
にするのもポイントです。

さらに浴室の出入り口に関連して、高齢化対応の段差のない
『浴室用サッシ』も最近よく普及しているそうです。
これは、歩行ばかりでなく、浴室で使用する「シャワー用車いす」
というキャスターつきのいすの出入りを楽にします。

2007年01月25日

浴室の段差解消② ~すのこ~

こんにちは、藤村です。

今回も前回に引き続き、浴室の段差解消に関する
おはなしです。
既に利用なさっている方もいらっしゃると思いますが、
本日の主役は、これもまた浴室に欠かせない
「すのこ」についてです。

ではポイントをざっと挙げてみましょう。

■小割り
小割りにしたすのこは、カビや腐食を避けるため
日干しするなど、メンテナンス面でも楽ですし、
浴室の広さや形に応用がききます。

■安全性
すのこの間隔は1センチ未満とします。
また、角をやすり等で落として滑らかにします。


sunokoita.JPG


■ゴムキャップ
すのこは取り外しが容易というメリットもありますが、
がたつきのない様にゴムキャップをすのこの脚の部分につけ、
固定します。

■浴槽の出入り
浴槽へのまたぎ越しを少しでも楽なように補うため、
洗い場と浴槽の淵の部分の差が40~45センチ程度に
なるように調節します。

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今回ご紹介したのは、一般的によく知られている
すのこ板ですが、
最近では、更に板を進化させ「滑り」防止に力を入れた
商品もあるそうです。

2007年01月21日

浴室の段差解消① ~グレーチング~

こんにちは、藤村です。

今回は、浴室に欠かせないグレーチング⇒用語集
についてピックアップしてみましょう!

浴室で使用する湯水が洗面所や脱衣所へ流れ出ないように、
従来は高めの段差が設けられていましたが、最近では浴室内での
水はけも考えつつ、段差を解消する方法が採られるように
なりました。

例えば、浴室の入り口に排水溝を設置し、勾配を浴室側に設けて
水の流れをコントロールする方法があります。
この排水溝にかぶせるグレーチングは、非常に優秀なはたらきを
しています。

ここいらで頭の体操をちょっと…。
グレーチングの形状で、浴室に最も適したタイプは
次のAからCのうちどれでしょう?


gureching.JPG


なかなか難しかったと思いますが、答えはCです。
その理由とは?
A(パンチング型)は、水切れがあまり良くない上に
重力が加わるととたわみやすく、がたつきが目立つからです。

またBの場合は車いすがこの上を通ると、キャスターがはまりやすく
危険。さらに縦方向にパイプがあるため、洗面所や脱衣室に水が
流れやすいという短所もあります。

正解のCタイプは、車いすのような重いものがその上を通っても
たわみや、がたつきがなく非常に頑丈ですし、水はけをよくする
という機能もしっかり果たしています。

grt.jpg

普段、何気なく使用しているグレーチングですが、
種類によって機能性は格段に異なるのでした。

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