前回は北道路・南道路を「日当たりの面」からお話をさせて頂きました。今回は敷地が東西道路に面している場合の建物の配置について考えていきたいと思います。
例えば、図1のような場合、道路に沿って敷地が南北に長い場合は北側に玄関と水周りを配置することで、南側に日当たりの良い居室を取りやすくなります。しかし、このような恵まれた条件の土地ばかりではなく、道路に対しての間口が短い、図2、図3のような土地も多く存在します。
図2、図3のように車庫のスペースを取ると建物は、東西に長細くなり庭先を確保するのが難しい場合があります。そこで図3のように変形させるとどうでしょうか? T型の一方に駐車スペースを取り、もう一方に庭を取ることができます。また、ここに窓を設けることによって採光も風通しも良くなります。図2のように中途半端に庭先を空けるよりも、空間として豊かな住まい方が出来るかも知れませんね。
また、この2つのプラン形状には、違う角度からみた場合においても、おもしろい差が出てきます。
例えば、図4-1、図4-2はそれぞれ図2を『A-A´』、 図3を『B-B´』で切った際の断面図ですが、図4-2の方が屋根裏の有効活用として、小屋裏収納(ロフト等)も作りやすくなっています。つまり東西の道路に対する間口は、図3の方が長く取れているということになりますので、その分小屋裏収納の面積が広く取れるという訳です。
しかし、変形したプラン形状は必ずともメリットばかりとは限りません。シンプルな箱形のプラン形状に比べると、当然コストも上がってしまう可能性があるでしょう。そうした場合は、車庫を道路と平行にとってみてはいかがでしょうか。でも、最低7mぐらいの間口は確保することが出来ないと、車庫の出し入れに苦労をすることになりますので、ご注意下さい。
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