阪神・淡路大震災は1995年1月17日の未明に起こりました。マグニチュードは7.3 。観測史上最高の震度7を記録した直下型地震です。故郷が神戸ということもあり、私は約1年後の1996年のお正月に、延べ15時間・20km以上歩いて、住宅倒壊率の高かった地域を調査しました。
調査範囲は、写真(A) の黄色く塗ってある部分で、東西0.7km・南北1.0kmの0.7平方キロメートルのエリア。木造の住宅を対象に、住宅地図と照らし合わせながら、できるだけつぶさに状況を見て回りました。
結果は次の表のとおりです。
| 調査区分 |
棟数 |
備考 |
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667 |
震災以前から建っていた住宅、または震災で多少の被害は受けても修理して住み続けている住宅 |
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217 |
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915 |
住宅が倒壊または半壊し、撤去されて更地になった所 |
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206 |
震災後に新築され、竣工済の住宅 |
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97 |
ハウスメーカーの各工法で建築中の住宅 |
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23 |
在来木造軸組工法で建築中の住宅 |
| 合計 |
2125 |
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要約しますと、調査地域には住宅地図上で2125棟の住宅があり、調査モレの箇所はほとんどが更地です。つまり(3)(4)(5)(6)の合計に調査モレの(2)を加えた「1458棟」が地震で倒壊またはそれに近い状態になったと考えられます。よって、この地域の住宅倒壊率は「1485/2125=68.6%」になります。「耐震性の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがある」という最大震度7のすさまじさを、まさに証明する数値といえるでしょう。
ちなみに、震災1年後に建築中の住宅の構造別割合は次の表のようになっています。
| 工法 |
棟数 |
割合 |
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在来軸組工法 |
39 |
32.5% |
鉄骨系プレハブ
※重量鉄骨造を含む |
35 |
29.2% |
| 2×4工法 |
28 |
23.3% |
RC(鉄筋コンクリート造)
※プレキャストコンクリートを含む |
5 |
4.2% |
| 特殊工法 |
4 |
3.3% |
| その他 |
9 |
7.5% |
| 合計 |
120 |
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続きは神戸の地震 Vol.2へと続きます。
次回コラム更新日までお楽しみに。
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